蓄膿症の症状

蓄膿症とは副鼻腔炎の俗称です。鼻腔(鼻筋の通りあたり)の左右の側面に副鼻腔と呼ばれる骨に囲まれた空洞部分があって、そこに炎症を起こすのがいわゆる蓄膿症です。なので、診断の際はレントゲンを撮って、副鼻腔に影がないか確認します。症状としては、軽いうちは鼻づまり、匂いがしずらい、鼻の中がいつも臭う等ありますが、ひどくなってくると、頭痛やめまいがしたり、微熱が出てきたりします。蓄膿症には急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎があります。

急性蓄膿症の治療

急性副鼻腔炎(急性蓄膿症)は風邪を引いたときなどに出るものです。昔は内服薬で治りにくい病気でしたが、最近では良い薬も開発されて、大体内服薬を飲むことによって完治します。急性蓄膿症の場合は、ニューマクロライド系という抗生剤を少量長期間投与することによって、改善を計ります。この薬は抗菌性作用がありますが、副鼻腔炎に用いる場合は消炎薬理作用を利用します。5日などまずは少量を投与して、その薬が合うか合わないか確認します。なので、最初のうちは何回か病院に通う治療になります。

慢性蓄膿症の手術

薬の少量長期投与で症状が改善しない場合は、慢性副鼻腔炎(慢性蓄膿症)が考えられます。この場合は、副鼻腔で増殖した病的粘膜が鼻腔に通じる穴(自然口)をふさいでる状態のとき、手術でその鼻ポリープを除去しなければけません。昔はこの手術は副鼻腔の骨を削ったりするなど、大変な手術で、出血も多く痛みも伴うものでしたが、近年では、内視鏡副鼻腔手術(FESS)という方法で手術できるようになり、骨を削ることもなくなり、術後の痛みや腫れもなくなりました。慢性蓄膿症の場合は手術が完治の第一歩と言えます。

蓄膿症は完治するのか